ピロリ菌除菌について


<最近よくテレビでピロリ菌って聞くけど、どんな悪さをする菌なの?>

ピロリ菌は名の通り細菌の一種で、乳幼児の頃に、口から感染して胃の粘膜に棲みつきます。そして慢性胃炎や胃十二指腸潰瘍を引き起こす原因となるのです。

しかしピロリ菌を退治すると(除菌と言います)これらの病気を予防できるだけでなく、胃がんの発症リスクも減少すると報告されています。

 

<ピロリ菌に感染している人は多いの?>

日本人でピロリ菌に感染している人は約3500万人(全人口の約3割程度)と報告されています。特に50代以上の方は感染率が高いといわれています。

 

<ピロリ菌はどうやって調べるの?>

胃カメラを使って調べる方法と使わない方法があり、それぞれの中にもいくつかの検査方法があります。

その方の体の調子や症状などに合わせて可能な検査を行いますので、是非医師にご相談ください。

 

<除菌治療とは?>

医師の診断のもと、3種類のお薬を一週間、朝夕の2回内服していただきます。最新の薬剤の組み合わせで

約90%の成功率と報告されています。

1回目の治療で退治できない方もいらっしゃいますが、2回目の治療も保険診療で治療が可能となっていますので、詳しくお知りになりたい方は、お気軽に当院医師にご相談ください。