急性副鼻腔炎

以下の内容は、当院院長が中京テレビの健康ナビに出演した際にお話しした内容の要約です。

カゼをこじらせてしまった女性は、「治ったと思ったのに、いやなにおいのする鼻水が出たり、頭が痛くて本当に辛かったです」

単なるカゼではなかったのです!


「”急性副鼻腔炎”といって、この時期患者数が多い病気です」と、あさこうクリニックの浅野幸一郎院長。


”急性副鼻腔炎”とは?人間の顔の骨の中には”副鼻腔”という、いくつもの空洞があります。

この空洞にカゼのウイルスや、細菌が入ることによって膿がたまります。


時には、鼻に近い目の周囲に炎症が波及して腫れ上がったりします。場合によっては、視力低下を起こすこともある病気です。


鼻の近くには4つの空洞があります。ここがウイルスや細菌に侵されると、粘り気のあるドロッとした鼻水が出たり、頬や額や目の間に痛みが生じるのです。


カゼが治ったと思っても、鼻がつまったり、色のついた鼻水が出る場合は、”副鼻腔炎”の可能性があります。


「慢性化すると手術が必要となったり、嗅覚障害といって、においを感じられなくなってしまう合併症を起こす場合もあります」と、浅野院長。


カゼのあと、次のような症状があったら要注意!

  • カゼが治ったのに鼻づまりがとれない
  • ほっぺたが痛く、歯が浮いた感じ

  • 頭痛がなかなか治らない
  • においのあるドロッとした鼻水が出る

「早いうちであれば、内服薬などの保存的治療で治療できますので早期発見、早期治療が重要です」と、浅野院長。

 

カゼをひきやすい時期は特に気をつけたいですね。